大型肥満ダイエット日記と日常と

思ったこととダイエット経過報告

防衛費から思うこと

防衛費の話がニュースに出て。

ふと昔のことを思い出してた。

 

争い事のときは神経高ぶっているし

勝つことしか考えていない。

 

勝敗はともかく。

 

その時その瞬間は乗り越えられても

それをこなした後の辛さ痛みがある。

 

 

 

ぼくから見た祖父(他界)は

戦争に行って帰ってきた人だった。

帰って来なかった祖父ももちろんいる。

 

 

聞いたことあるのは

お腹の中に銃弾の玉が入ってる😆✨

って話。

 

帰ってきた二人の祖父が言っていた。

 

 

 

 

存命中は素敵なおじいちゃんで大好きで。

笑顔がとってもチャーミングな

イケメンさんでもあった。

 

そして亡くなる頃には肺を患ってて

いつも苦しそうだった。

 

ある晩、

夜中に辛そうにしていたから

 

大丈夫?

 

って聞いたんだよね。

 

そしたらその時初めて。

 

「戦争で殺した人たちが

 

 槍で自分を突きに来て

 

 『お前も地獄に落ちろ!』

 

 って来てるんだよ。」

 

 

そう言っていたんだよね。

 

 

子どもだったからポカーンとしちゃって。

 

どうしてそういう考えになるの?

なんで?どうして??

こんなに優しくて

いいおじいちゃんなのに???

 

そんなことを思ったのは覚えてる。

 

 

ぼくからしたら

大好きで大切で

誰にでも優しいおじいちゃんで。

 

あの時にちゃんと

 

「そんなことない!」

 

って言えてたら

おじいちゃんも気持ち的には

少しは違ったのかなと

久しぶりに思い出した。

 

 

その後も壮絶で。

 

 

臨終直前の病院からの呼び出しに

家族みんな誰にも繋がらなくて。

 

たまたま近所のおばちゃんに

繋がったらしく学校帰りのぼくを

病院に連れて行ってくれた。

 

着いたときに病室のドアが空いていて

ぼくが目にしたのは

必死に延命措置している最中だった。

 

 

そして。

 

 

おじいちゃんの死に際の

バタつきようを目の当たりにした。

 

その場に立ち尽くしている

子ども(私)に気がついた看護婦さんが

他の人に頼んで

ぼくを少し離れた場所に連れて行った。

 

 

けどすぐに

 

「ご臨終です」

 

って告げられた。

 

 

病室に戻り。

動かなくなったおじいちゃんは。

さっきとは打って変わって大人しくて。

 

いつもの

穏やかな静かなおじいちゃんに

戻ってた。

 

 

ちょっと見てたらすぐ

 

「処置しますので」

 

でまた部屋を出て。

 

次に見たときは鼻から脱脂綿見えてた。

 

 

その辺りの記憶だけは残ってる。

 

 

なぜ僕だけが話を聞いて。

なぜ僕だけが体験するのか。

 

 

不思議な縁なのかもしれないけど

怖さや不安の先に、

 

そんな思いは

もう誰にもさせないからね、

 

の決意だと思ってる。

 

 

一人ひとりの心持ちの世界観だが

 

 

あなたにとっての大切な誰が

同じ思いをして欲しいかどうか?

 

 

を今一度問うてほしいと思う。

 

 

後日談として数十年経った頃に

最後こんな感じだったんだよ、と

親(祖父の子)に話した。

 

本人いわく。仕事に出ていて

その日やけに電話が鳴っていたけれど

オーナーが、そんな人いない!と

電話を切っていたなと。

 

そうだったのか。とご立腹だった。

 

だけどぼくは、

 

見なくて正解だと思うよ?

 

と答えた。

 

精神的に耐えられないと思ったからだ。

 

 

戦争の爪痕でぼくには

祖父は4人🙂

祖母も4人🙂

みんな仲良しだったよ。

 

 

あなたにできることは何かな。